中学校の武道授業向けに作成「授業支援パッケージ」
公益財団法人 全日本空手道連盟では、日本教育新聞社と協同で、中学校の保健体育科における武道の授業で「空手道」を扱える授業支援パッケージを作成しました。
密を避け、初めての先生でも楽しく安全に指導できるよう、オリジナルの単元計画と学習指導案、そして、基礎的な用語を調べたり、形や約束組手で体の動きを確かめたりするのに便利な配布資料など各種資料を収録しました。
監修:日本女子体育大学 教授 高橋修一(前 スポーツ庁政策課 教科調査官)
授業支援パッケージ作成協力委員(五十音順)
(職名は令和3年3月現在)
奥村彰啓(福岡市立西福岡中学校 教諭)
在津文博(広島県教育委員会 指導主事)
田端真理子(広島県立広島叡智学園中学校・高等学校 教諭)
布内聡司(東京都世田谷区立東深沢中学校 教諭)
全日本空手道連盟では次の者が担当
日下修次(全日本空手道連盟 事務局長)
岡﨑紀創(全日本空手道連盟 指導普及課職員)
- 【パッケージ提供内容】(2021年3月8日掲載)
- 単元計画(PDF)
※初めての先生でも全体を見通した授業計画が立てられます - 学習指導案(PDF)
※1年間だけでも、1・2年継続でも学べます - 教師用資料(PDF)
※空手道を初めて指導する先生のための資料です - 配布資料(PDF)
※空手道の基礎や個々の動作がわかる資料です - 学習カード(PDF)
※生徒の成果や課題を見える化し、各時間の評価を助けるカードです
- 単元計画(PDF)
- 監修者メッセージ
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日本女子体育大学 教授
高橋修一全国で約1万校ある中学校において、現在、空手道を実施している学校数は300校程度となっております(全日本空手道連盟2019年調べ)。また、スポーツ庁においては、武道等の安全かつ円滑な実施のため、教員の指導力向上を図るとともに、武道授業における複数種目の実践を図るために「武道等指導充実・資質向上支援事業」を通して、多様な武道種目に触れる授業の実践研究も行われているところです。これらの状況も踏まえ、この度、全国の中学校での空手道の授業の普及及び推進を図ることを目指して、中学校武道「空手道」授業支援パッケージを作成いたしました。
本パッケージは、新しい中学校学習指導要領(平成29年改訂)の目標や内容を踏まえることはもちろんのこと、空手道を指導したことがない先生でも指導することができるよう、指導と評価の計画や各時間の指導案の例(第1学年及び第2学年のそれぞれにおいて10時間で設定)、学習カードの例や基本的な技の解説をセットにしたものです。さらに、基本的な技や形のポイントを学習できる映像も、2021年度に順次公開予定です。 空手道は、特にコロナ禍においては、生徒同士が密集したり、近距離で接触したりする場面を避けながら指導することも可能であると考えます。また、用具や場所も限定されることがない運動種目でもあります。
各学校の先生方や学校の設置者の皆様におかれましては、是非、空手道授業支援パッケージをご活用いただき、空手道の授業を推進していただけましたら幸いです。
授業支援パッケージ以外にも各種資料をご用意しております。是非ご活用下さい。
学習指導資料
空手道指導の手引は、映像資料(DVD)付きのセット販売となります。
価格は1,600円(1セット)、着払いでの発送となります。
※単品の販売はござません。
セット内容は下記をご覧ください。
お問い合わせフォームの【お問い合わせ内容欄】に下記必要事項をご記入の上お申し込みください。
※購入セット数
※所属先(学校名等)
※送付先住所
『空手道指導の手引』
(全日本空手道連盟 2016年4月20日改訂)
【もくじ】
- 空手道の特性とねらい
- 武道・スポーツとしての空手道
- 空手道の特性
- 空手道の指導計画
- 指導計画作成上の留意点
- 空手道の特性に触れさせる指導の充実
- 単元計画作成上の留意点
- 各学年の単元計画
- 評価規準と単元計画例
- 学習場面における学びの姿
- 学習技能一覧
- 指導と評価の計画
- 空手道の学習指導の展開
- 第1学年及び第2学年(必修)学習指導案
- 第3学年学習指導案
- 礼法・基本技術とその練習法
- 礼法とその練習法
- 基本技術とその練習法
- 中学生指導のための基本形
『空手道指導の手引』
- 『空手道指導の手引』学習指導案 基本形の実際の映像が収められています。
- ほかにも、突き方、蹴り方、礼の仕方等、実際に指導する際にとても役立つ映像が収められています。
その他資料
令和2年度スポーツ庁委託事業武道等指導充実・資質向上支援事業(指導成果の検証) 武道種目(空手道)を男女共習で実施する上での成果と課題の調査
調査研究:麗澤大学