令和5年11月7日(火曜日)、山形県の新庄市立日新中学校において「学校訪問プロジェクトKarateDo!」の空手道体験授業が実施されました。
当日は、指導者に緑川寿幸氏(山形県空手道連盟 副理事長・普及指導委員長)、伊藤圭一氏(山形県空手道連盟 理事・最北地区事務局)を迎え、2年生101名で体験授業を行いました。
以下は空手道授業の実施報告になります。
新庄市立日新中学校で空手道授業を実施しました。
対象の2年生は昨年度団体形の授業を経験しており、今回は中学校からの要望で「基本組手」を取り入れた授業案を立案しました。指導は山形県空手道連盟の緑川寿幸 普及指導委員長と伊藤圭一 理事が担当しました。
空手道の歴史や礼法については、全空連発行の「Let’s空手道」を事前配布し予習してもらったので、授業の導入部では座礼・立礼による礼法から入りました。昨年も空手道授業の内容を記憶している生徒も多くいて、自然と座礼・立礼による礼法ができました。黙想をして心身を落ち着かせたのち、改めて基本の練習に入りました。
立ち方や受け、突きなど基本動作を練習後、約束組手を行ないました。途中「立ち方じゃんけん」による遊びの要素を入れて実施したところ、初めは恥ずかしがっていた生徒から自然と笑顔が出始め、大きな気合が出るようになるなど楽しみながら取り組む様子がみられました。自然と声を出し積極的に取り組む生徒の姿をみて、大変嬉しく感じました。
昨年から「今後実施の機会があれば、安全に配慮しながら組手の要素がある授業を実施したい」との意向があった中、怪我もなく実施できたことに一安心しました。また、空手道授業を経験したことで生徒たちが空手道に興味をもってくれたのであれば非常に嬉しく思います。空手道授業が多くの中学校で正課の武道授業として実施されることを目指し、本連盟としても引き続き空手道の普及に取り組んでまいります。
山形県空手道連盟
普及指導委員長 緑川寿幸